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国際保健医療学 第2版 |
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著者 |
日本国際保健医療学会 編 |
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判型・頁 |
B5/320頁 |
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定価 |
4,180円 (本体価格: 3,800円) |
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発行日 |
2005/05/25 |
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ISBN |
978-4-7644-0527-1 |
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国際保健医療学 第2版
本書は,国際保健医療の全体像から将来への課題,必須な基礎知識,感染症対策,世界各国の現状など,各項目はできうる限り最新の情報に更新し解説しました. 「国際保健医療」は広範な領域のため,基本用語,参考図書,WEBサイト,関連学術団体の案内を掲載しました. |
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目次 |
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序 論 1 国際保健医療学とは 国際保健医療学の定義/健康の水準や保健医療サービスの状況を示す適切な指標/ 健康の水準や保健医療サービスにどの程度の格差があれば,受け入れがたい格差 と考えるか/受け入れがたい格差の生じた原因の解明/格差を少なくする手段の開 発/人の一生と保健医療面での国際格差 2 歴史的展開< アルマ・アタへの道/アルマ・アタ以降< 3 現代的課題< 国際保健医療の目指すもの/現状をどう捉えるか/厚生経済学の流れ/開発と開発 教育/エンパワメント理論/世界保健政策/国際保健医療協力/国際保健医療学・ 熱帯医学の新しいパラダイム 4 将来に向けて 国際保健医療学の使命を問い直す/新たな問題が起きて,それに対応すること/新 たな役割を認識すること/政治経済に対応すること/記述的疫学の重要性/これか らの国際保健医療学を支える3点セット 第I部 国際保健医療学にかかわる領域 1 開発経済学と国際保健 「開発」とは/開発経済の源流とその歴史/3.「開発経済学」とは/「開発経済学」 が目指すもの/「開発経済学」が「国際保健」に果たす役割/開発経済学で用いら れる開発指標と不平等な所得分布を表すもの/国際保健のレベル向上に向けて開発 経済学をいかに利用すべきか 2 途上国の環境問題 途上国の環境問題/大気汚染/水質汚濁/分析化学・環境試料・環境観察/地球化学/ 生態学/生物分類学/環境社会学 3 教 育 教育と近代化/途上国の教育の課題/教育協力の国際的な動向/今後の国際教育協力 4 ジェンダー ジェンダーとは何か/ジェンダーと健康/女性の人権確立への国際的な動き/開発 と女性/開発とジェンダー/ジェンダー指標 5 医療経済 医療経済学とは/公平と効率/国際保健と医療経済/途上国の保健医療のファイナ ンシング/HIV/AIDSのファイナンシング問題/医療経済評価/経済発展と国民の 健康水準 6 疫 学 疫学とは/疫学で何ができるか/疫学調査法の2型/疫学調査計画の際の注意点/感 染症の疫学の特徴 7 医療人類学 医療人類学とは何か/方法論/国際保健における医療人類学の意義/今後の課題 8 旅行医学 旅行医学とは/海外渡航中の健康リスク/短期旅行者の疾病対策/感染症対策/長期 滞在者の疾病対策/海外での医療機関の受診/トラベルクリニックの必要性 9 在日外国人の保健医療 在日外国人人口の推移/多民族化する日本人/在日外国人の死亡動向と健康課題/ 在日外国人の保健医療 10 プロジェクト・マネジメント プロジェクトの立案から終了まで/プロジェクト・サイクル・マネジメント/プロ ジェクト評価/プロジェクト活動の実際 11 保健医療統計 保健医療統計の活用/人口統計/疾病統計と疾病分類/IFC/HMIS/ITの進歩とHMIS/ GBDとDALYs 第II部 保健医療問題の格差改善への取り組み 1 途上国のヘルスシステム ヘルスシステムの定義と目的/ヘルスシステムの構造と構成要素/途上国のヘルス システムの実態/途上国におけるヘルスセクターリフォーム/途上国のヘルスシス テムが直面する主要課題 2 国際協力の担い手 二国間援助・政府開発援助/国連機関/NGO/もっとも重要な担い手 3 人材育成 途上国からの研修員/日本人国際保健人材の育成 4 プライマリ・ヘルスケア PHCの誕生/PHCの基本/PHCへの懸念/健康の経済性とPHC/日本のPHCと国際 協力 5 ヘルスプロモーション ラロンド報告/健康教育からヘルスプロモーションへ/オタワ憲章/オタワ憲章以 後のWHO世界ヘルスプロモーション会議/途上国におけるヘルスプロモーション/ PRECED-PROCEEDモデル 6 人権と倫理 国家による人権侵害/人権(健康権)への挑戦/戦争による健康権の侵害/人間を 殺戮する技術 7 研究倫理 研究倫理の原則/研究倫理の審査/研究倫理は万国共通か/研究倫理の共有 8 人口と家族計画 人口爆発/人口移動/都市化/高齢化/HIV/AIDSの人口への影響/人口と環境/人 口政策/家族計画 9 リプロダクティブヘルス 歴史と定義/家族計画/妊産婦死亡と安全な出産/STIおよびHIV/AIDS/思春期の リプロダクティブヘルス/主要援助機関および日本政府の支援/ケース・スタディー 10 栄 養 生存,それにはまず水と食糧/食糧や栄養の問題と休養,運動などを含めた生活習 慣と健康問題/栄養転換と都市部の人々の問題/低栄養の問題と農村部の人々/乳 幼児の栄養問題 11 メンタルへルス メンタルへルスに関する世界的な関心の増加/主要なメンタルヘルスの問題/世界 におけるメンタルへルスサービスの動向 12 労働衛生 労働衛生問題へのアプローチ/職業に起因する健康リスク/ワイズ方式自主対応参 加型トレーニングとその広がり/ILO国際労働基準と技術協力 13 外傷と事故 途上国の主要な死亡原因としての外傷/交通外傷/経済格差と外傷リスク/外傷予 防/今後の展望 14 口腔保健 口腔保健における較差/口腔保健とヘルスプロモーション 15 たばこ対策 喫煙の健康への影響/喫煙による経済的な損失/世界の喫煙状況/たばこの栽培, 製品の製造と消費/喫煙対策/世界的な喫煙対策への取り組み/国際保健医療学の 立場からみた日本の喫煙対策 16 必須医薬品 必須医薬品とは/WHOモデルリストとNEML/ジェネリック医薬品/医薬品へのア クセス向上と適正使用/治療指針,処方集,国家医薬品政策/必須医薬品をとりま くその他の問題 17 難民保健 さまざまな避難民の実態/人道援助の変遷/避難民援助の要点/人道援助の限界 18 伝統医療 メディカル・プルーラリズムの実際/伝統医療と世界観 第III部 感染症・寄生虫疾患とその対策 1 小児の感染症 国際保健医療における小児感染症/ARI/ARI対策/肺炎球菌とインフルエンザ菌/ 下痢症と経口補液療法/感染性下痢症/IMCI/小児における感染症対策 2 エイズ エイズの発生と歴史/感染経路と予防/エイズの臨床・発症機序とケア・治療/世 界のエイズ流行の現状/エイズ対策と国際協力 3 結 核 疫 学/効果的結核対策/今後の課題 4 マラリア マラリア対策の始動/マラリア撲滅から制圧へ/再興感染症としてのマラリア/マ ラリアによる経済的損失/マラリアサミット/橋本イニシアチブ/ロールバックマ ラリア/薬剤・ワクチン開発研究 5 拡大予防接種計画 予防接種のはじまり/天然痘の根絶/EPI/ポリオ根絶活動/麻疹掃滅活動 6 エピデミックとなる感染症 インフルエンザ/コレラ/越境する感染症への国際取り組み 7 制圧が近い感染症 ポリオ/ハンセン病/メジナ虫病/オンコセルカ症/フィラリア症/シャガス病/そ の他の感染症 第IV部 国際保健医療の現状と課題 1 中 国 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 2 ベトナム 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 3 インドネシア 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 4 バングラデシュ 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 5 ネパール 概況/保健医療の現状 6 アフガニスタン 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 7 パプアニューギニア 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 8 セネガル 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 9 ケニア 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 10 ザンビア 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 11 ブラジル 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 12 ニカラグア 概況/保健医療の現状/保健医療の課題 資 料 参考図書/国際保健医療に役立つWEBサイト
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