野外教育入門シリーズ第1巻 野外教育の理論と実践
「野外教育入門シリーズ第1巻 野外教育の理論と実践」表紙
 著者 星野敏男・金子和正 監修  自然体験活動研究会 編 (小森伸一責任編集)
 判型・頁 A5/212頁
 定価 2,160円 (本体価格: 2,000円)
 発行日 2011/06/20
 ISBN 978-4-7644-1581-2
野外教育入門シリーズ 第1巻
野外教育の理論と実践

 野外教育とは,野外活動(やがいかつどう)や自然体験活動(しぜんたいけんかつどう)をはじめとした,さまざまな体験活動を通して行う教育とされています.言い換えれば,直接的な体験を通して行われる教育ということができます.野外教育(Outdoor Education)という言葉は1940年代にアメリカで使われはじめましたが,現在,環境教育や冒険教育,体験教育などさまざまな教育方法に枝分かれして専門化が進んできています.
 このように多様化,専門化が進む野外教育について,そのすべてを1冊にまとめることは内容の充実や体系化といった観点からも困難であるため,今回,それらをシリーズとして出版することで,野外教育の多様な面を解説することができるのではないかと考えました.
 野外教育入門シリーズ第1弾として,まずコア概念となる“野外教育”について,その歴史や理論,テーマ別の活動事例といった内容を含んだ巻の出版を企画しました.加えて,活動が実施されるフィールド(山・海・川・雪山など)や対象者(青少年・幼児・高齢者・障がい者など),マネジメント(プログラム・リスク・環境など)といった要素からみて,それぞれのフィールド,対象,分野で出版物が少なく,実践的に求められている分野の出版を計画し,まず「野外教育の理論と実践」の巻を出版し,続いて「安全管理と安全学習」「海辺の野外教育」「障がいのある子どもの野外教育」「冒険教育の理論と実践」と計5巻をシリーズとして出版することとしました.
 本書は,これから野外教育の指導者を目指す人や,指導者になりたての人たちを対象に編集しています.
その構成は,大枠として,前半「理論編」(1章〜7章)と後半「実践編」(8章〜16章)に分かれています.さらに理論編は「・基礎理論」と「・応用理論」,実践編は「・テーマ別活動技術・事例」と「・プログラムデザイン(活動構成例)」という全4部構成ととらえると理解しやすいと思います.
 本書の最大の特徴として,最終章の「学校での取り組み」については,他章と比較すると厚い記述となっています.2013(平成25)年度から,全国の小学校で1週間程度の自然体験活動の実施を目指すという文部科学省の「小学校長期自然体験支援プロジェクト」がすでに提示され,その支援のための準備が進められています.すなわち,学校教育において野外教育的な取り組みがより重視され実践されていくことを踏まえてのことです.したがって,今後,野外教育または自然体験活動・学習の指導に関わる多くの先生方を強く意識して執筆されている点も本書の特徴です.

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目次
第1章 野外教育の考え方
第2章 野外教育の歴史
第3章 野外教育の効果―どのような研究がされているか―
第4章 野外教育と組織キャンプ
第5章 冒険教育
第6章 環境教育
第7章 キャンプ療法
第8章 チャレンジベースドプログラム
第9章 自然を感じるプログラム(ネイチャーアウェアネスプログラム)
第10章 地域の歴史文化にふれる活動(地域研究プログラム)
第11章 創作・芸術活動
第12章 野外生活技術(アウトドア・リビング・スキル)
第13章 デイプログラム
第14章 短〜中期プログラム
第15章 中〜長期プログラム
第16章 学校での取り組み
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