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国際保健医療学 第3版 |
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著者 |
日本国際保健医療学会 編 |
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判型・頁 |
B5/288頁 |
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定価 |
3,520円 (本体価格: 3,200円) |
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発行日 |
2013/11/20 |
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ISBN |
978-4-7644-0531-8 |
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国際保健医療学 第3版
日本国際保健医療学会(Japan Association for International Health)が1986 年に設立されてから四半世紀がすぎました.多くの先人たちが実践から学んだものを持ち帰り学会の場で議論し,新しい理論を学んで途上国の現場に出かけ,地域の人びととともに実践を重ねてきました.自分たちの正義と理論をグローバルに押しすすめるという方法とは異なり,時間と人手をかけ,何よりも相手国の人びととの間の相互の信頼関係を大切にした営みでした. このたび,研究を実践に活かし,実践を研究に還元するという地道な努力と経験と知恵が,「国際保健医療学 第3 版」としてまとまりました. 第T部「グローバルヘルスの基本理念と戦略」と第U部「国際保健医療の研究と実践」においては,国際保健の理論とともに研究調査や実践活動の方法を学ぶことができます.第V部「国際保健医療の実際」と第W部「国際保健医療の関連分野」では,国際保健の各個別分野と関連領域の現状と課題について深く理解することができます.第X部「国際保健医療の国別事例」では,途上国における活動の実際が理解でき,またその生き生きととした活動内容を知ることができます. 本書は,初版刊行以来,グローバルヘルスに携わるすべての方々に必読のテキストとして大きな好評を得てきました.今回の改訂では,最新情報や動向を含めた全面改訂とし,本文も2色刷りでより見やすいレイアウトとなっております.また,今後ますます深化していくグローバルヘルスを念頭に,これからグローバルヘルスの世界へ飛び出す,学生,大学院生,若手の看護師,保健師の方々にとって必読の本です.国際保健医療分野を学ぶ医学部や看護学科の学生,現役の国際保健医療に携わる医師,看護師,保健師,NPO,NGOスタッフ等と今後これらを目指す人,これから国際保健医療の現場に赴く人等を読者対象としております. |
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目次 |
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第T部 グローバルヘルスの基本概念と戦略 1 健康の定義再考 2 グローバル化の中の国際保健 3 プライマリヘルスケア 4 ヘルスプロモーション 5 ヘルスシステム強化 6 ガバナンス 7 健康の社会的決定要因と健康格差 8 人権と倫理 9 人間の安全保障 10 ミレニアム開発目標 11 持続的開発目標 12 人口転換・疫学転換・健康転換 第U部 国際保健医療の研究と実践の方法 1.研究調査の方法 1 疫学 2 保健医療統計 3 ヘルスサービスリサーチ 4 プロジェクト評価 5 質的研究および混合研究法 6 保健人材評価 7 医療人類学的アプローチ 8 開発社会学的アプローチ 9 医療経済学的アプローチ 10 調査研究における倫理 2.実践活動の方法 11 プロジェクト・マネジメント 12 プロジェクト運営の各種手法 13 人材開発 14 必須医薬品 15 資機材調達 16 財政措置・財源調達 17 民間セクターとの連携 18 情報システム管理 19 住民参加型活動 20 健康教育 第V部 国際保健医療の実際 1 リプロダクティブヘルス,人口と家族計画 2 母子保健・新生児保健・小児保健 3 栄養 4 メンタルヘルス 5 労働衛生 6 外傷・外因 7口腔保健 8 非感染性疾患(NCD) 9 たばこ対策 10 避難民保健 11 テロ概論 12 新興・再興感染症 13 災害医療 14 伝統医療 15 学校保健 16 エイズ 17 結核 18 マラリア 19 予防接種拡大計画 20 Neglected Tropical Diseases 第W部 国際保健医療の関連領域 1 経済開発・貧困削減 2 社会開発・人間開発 3 環境 4 教育 5 ジェンダー 6 文化人類学・異文化理解 7 医療経済 8 国際法 9 国際機関・二国間援助機関 10 NGO・民間基金 11 旅行医学 12 在日外国人の医療 第X部 国際保健医療の国別事例 1 タンザニア 2 ザンビア 3 セネガル 4 イエメン 5 ウクライナ 6 アフガニスタン 7 バングラデシュ 8 インドネシア 9 カンボジア 10 中国 11 ボリビア 12 ホンジュラス
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